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玉川信一 展 -月兎耳と月の場所-

2020年11月2日(月)~11月14日(土)
















































「結局、作品は人の目に触れることによって完結します」
氏から受け取った書簡の中にこの一文を見つけた時であった、私が〝玉川イズム〟の洗礼を受けたのは。
それは阿闍梨になるための修行、千日峰行を彷彿とさせ、戦慄したことを覚えている。
「描くことは格闘である」が口癖のその姿は〝玉川イズム〟としてひとつの標となったという。
現洋画壇を代表する画家のひとり、玉川信一氏が34年間の教育者の時代を終え、 今、再始動の時を迎えようとしている。
その第一歩に立ち会う幸運を、また、それがムサシに初めてお迎えの年に重なったことを、冥加に思う。

〈支配人 石田 純子〉

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